D/Aコンバーター

D/Aコンバーター
図1

D/Aコンバーターとはデジタル信号アナログ信号に変換する回路、又はICをいいます。通称DAC(ダック)と呼ばれています。A/Dコンバーターの内部にも入力信号と 比較するために使われています。

D/Aコンバーターの出力は図1のように階段状になります。通常はアナログ信号として使う場合はD/Aコンバーターの出力はフィルタを通して波形を 滑らかにして使います。

D/Aコンバーターの基本構成

図2はR-2ラダー型と呼ばれるD/Aコンバータの構成図です。D/Aコンバータの種類にもいくつかありますがR-2Rラダー型は回路構成がシンプルで精度がだしやすい ことからよく利用されます。

D/Aコンバータの基本構成
図2

D/A変換表

S1S2S3S4VOUT出力
00000
1000(1/16)×VDD
0100(2/16)×VDD
1100(3/16)×VDD
0010(4/16)×VDD
1010(5/16)×VDD
0110(6/16)×VDD
1110(7/16)×VDD
0001(8/16)×VDD
1001(9/16)×VDD
0101(10/16)×VDD
1101(11/16)×VDD
0011(12/16)×VDD
1011(13/16)×VDD
0111(14/16)×VDD
1111(15/16)×VDD

またこの型のD/AコンバータはロジックICと組み合わせて簡単に自作できます。図3はその1例です。精度を要求しないA/Dであればこの程度 の構成で安価にD/Aコンバータを実現できます。

ロジックICで作るD/Aコンバータ
図3


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