抵抗の消費電力

抵抗回路

一般的に電子回路を設計していて忘れがちなのが抵抗の消費電力かと思います。消費電力の計算を忘れたために実際に動かしたら 電熱器になっていたなどよくあるはなしです。このページでは抵抗の消費電力の計算のしかたを紹介します

直流の場合でも交流の場合でも電力は 電圧 × 電流 ですから、各々の抵抗に加わる電流と電圧に注目すれば電力がわかります。 但し、交流の場合は電圧、電流とも実効値で計算しますから消費電力も実効値になります。これを式で表すと、電圧がわかっている時は 電圧から消費電力を求めるまた電流がわかっている時は 電流から消費電力を求めるとなります

合成抵抗の消費電力

並列接続の各々の抵抗の消費電力

抵抗の並列接続

並列接続の場合は各々の抵抗に加わる電圧は同じで、電流は その電圧 ÷ 各々の抵抗 ということになります。

ですから冒頭の述べた電圧から消費電力を求めるから各々の抵抗の消費電力を算出できます。

図1を例にとると

  • R1の消費電力

    R1の消費電力
  • R2の消費電力

    R2の消費電力
  • R3の消費電力

    R3の消費電力

図1の例では3個の並列接続ですが2個の場合でも同じ式で計算できます。

直列接続の各々の抵抗の消費電力

抵抗の直列接続

直列接続の場合は各々の抵抗に流れる電流は同じで、電圧は その電流 × 各々の抵抗 ということなりますから 電流から消費電力を求めるの式が摘要できます。 但し、合成抵抗に流れる電流を求めるに合成抵抗の抵抗値を求める必要があります。合成抵抗の抵抗値を求めたらオームの法則から電流を導き 消費電力の計算をすることになります。

図2の例をとると

  • R1の消費電力

    R1の消費電力
  • R2の消費電力

    R2の消費電力
  • R3の消費電力

    R3の消費電力
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